日本経済新聞

平成15年6月18日

大学発VB2社に投資

大阪府 支援制度を初適用

大阪府は17日、風力発電装置開発のイーアンドイー(大阪市)と全方位撮影システム開発のヴイストン(同)の大学発ベンチャー2社に関係団体の大阪産業振興機構を通じて直接投資することを決めた。府が創設した大学発ベンチャー支援制度の適用第1号となる。

大阪産業振興機構はイーアンドイーの社債1500万円と株式480万円をそれぞれ引き受ける。同様にヴイストンの社債1500万円分、株式500万円分を引き受ける。

イーアンドイーは早稲田大学の橋詰匠教授の研究成果を基に風力発電システムを開発。ヴイストンは大阪大学の石黒浩教授の研究を実用化した。今年1月に支援制度の利用企業募集に3社が応募し、事業の将来性などを審査し2社を選んだという。

戻る