日刊工業新聞

平成15年6月27日

RT産業創出へ産学官で研究会

大阪市

大阪市は産学官をメンバーとした次世代ロボットテクノロジー(RT)産業創出研究会(浅田稔座長=阪大教授)を発足させる。
大阪でRT産業創出のための市場開拓やマッチング、研究開発拠点、人材育成など具体的取り組みについて検討する。
04年3月末にまとめる。大阪市では今年4月に次世代RT産業構想をまとめ、これを基本に都市再生の一環として暮らしのための
RT関連知的総合クラスター形成を目指す。「人間の生活を支援するRTが次世代の先導産業になり、とりわけ高齢化社会の生活支援
ロボットの開発は大阪の企業のこれまでの技術蓄積で十分やれる」(磯村隆文市長)とみている。
研究会には石黒浩阪大教授(ATR知能ロボテックス研究所客員室長)らのほか近畿経済産省、関西経済連合会などから委員が参加。
来年3月までに6回の会合を開きまとめる。

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