[応用編]
ニコニコTVちゃんロボ作り方
はじめに
ここでは、ニコニコ超会議2015で展示・実演したニコニコTVちゃんロボの作り方を紹介します。
ニコニコTVちゃんロボは3Dプリンターで造形した筐体と、Arduino互換機やスマートフォンの組み合わせで作られています。ちょっと電子工作に挑戦してみたい人はぜひ作ってみてください。
3Dプリンター用データ
造形データ(stlファイル)は以下のリンクよりダウンロードして、3Dプリンターで造形してください。
本体前面front.stl(341)
本体背面rear.stl(255)
本体上面と側面top.stl(243)
本体底面bottom.stl(227)
アンテナantenna.stl(414)
右足right_leg.stl(262)
左足left_leg.stl(262)
サーボ軸止めhorn_holder.stl(296) 2セット必要
サーボホルダーservo_holder.stl(447) 2セット必要
スピーカーホルダーspeaker_holder.stl(567)
バッテリーホルダーbattery_holder.stl(393) 2セット必要
その他の必要な部品
以下のパーツが必要になります。
- Freaduino UNO
- FreaduinoセンサシールドV1.2
- VS-BT003
- RS304MD-FF
- Xperia Z2 SO-03F
- QE-QL202-W
- USBモバイル充電器
- USBプラグAタイプ
- 片方だけメスのジャンパーケーブル
- メス―メスジャンパーケーブル
- 適当なケーブル
- ユニバーサル基板
- セラミックコンデンサ0.1uF
- 電解コンデンサ1500uF
- レギュレータ3.3V出力
- 直径40mmのスピーカー
その他、ハンダ付けが必要になります。塗装したい人はプラモデル用のパテとか、サーフェイサーとか、塗料を購入してください。ハンダや塗装がわからない人はニコニコ動画で講座とか探してみましょう。
ハンダ付け
こんな感じでユニバーサル基板にレギュレータとコンデンサをハンダ付けします。電解コンデンサには極性があるので、気を付けましょう。後でVS-BT003(Bluetoothモジュール)の電源にします。最後に、他の基板と接続するための片方だけメスのジャンパーケーブルを電源INとOUTにハンダ付けします。
USBの1番ピン(VCC)と4番ピン(GND)にケーブルをハンダ付けします。2セット作ります。
Freaduino UNOにプログラムをインストールする
Arduino公式ページから、Arduino IDEをダウンロードしてニコロボ用スケッチniconico.ino(575)をFreauino UNOにインストールしておきます。
スマートフォンにアプリをインストールする
ニコロボアプリBluetooth_NikoNiko_v1_0.apk(326)をダウンロードして、PC経由でスマートフォンにapkファイルを転送して、インストールします。
本体の組み立て方
本体底面に足とスピーカーの部品を取り付けます。これ以降全てM2タッピングネジ(長さ5MM)でネジ止めします。
スマートフォンをはめて、本体前面と接続します。
本体上面と側面にVS-BT003とFreaduino UNO、Freaduinoセンサーシールドを取り付けます。ユニバーサル基板は適当に空いているスペースに接着します。
配線もこのタイミングでします。センサーシールドの電源選択用のスライドスイッチはVe(外部電源)を選択します。
- USBのケーブル2セット---Freaduinoセンサーシールドのターミナル(2か所)
- FreaduinoセンサーシールドのPin0(Rx)---VS-BT003(Tx)
- FreaduinoセンサーシールドのPin1(Tx)---VS-BT003(Rx)
- FreaduinoセンサーシールドのVin---レギュレータのVin
- レギュレータのVout---VS-BT003のvcc
- FreaduinoセンサーシールドのGND---レギュレータのGNDーVS-BT003のGND
- FreaduinoセンサーシールドのPin9---右足サーボ
- FreaduinoセンサーシールドのPin8---左足サーボ
前面にネジ止めします。
本体背面にQE-QL202を取り付けます。QE-QL202のボタンが本体背面のU字の部分に来るようにします。
Freaduinoセンサーシールドにケーブルを接続したUSBプラグを2つともQE-QL202の出力口に挿します。ショートしないようにホットボンド使うなどするといいです。
図のように本体背面をはめて、底側からネジ止めすれば完成です。
充電は図の2か所からUSB充電器で行います。