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ROS対応 台車用ロボットアーム AMIR 740
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ROS対応 台車用ロボットアーム AMIR 740

モデル:4571398313943

メーカー: ヴイストン株式会社

セット商品

ベース価格: 770,000円(税込)
付与ポイント:7700pt
取り寄せ商品

メガローバーシリーズ、メカナムローバーシリーズに代表されるヴイストン株式会社製研究開発用台車ロボットは、自律制御、自動運搬などの研究用途に適した、開発者向けのプラットフォームです。 十分な可搬重量と機動性を備えているほか、ハードウェア、ソフトウェアの両面から、実際に研究や開発を行うユーザー側の自由度が高くなるよう配慮して設計されており、運搬や配送のためのロボット開発のみならず、 教育教材、展示用途、清掃や配膳、測量や調査といった様々な用途におけるロボット研究のベース機材として、多くの開発現場に導入をいただいています。
台車用ロボットアーム「AMIR 740(アミル ななひゃくよんじゅう)」は、ヴイストン株式会社製の研究開発用台車ロボットへの搭載に適した、研究開発用途のためのロボットアームです。 アームの可搬重量は2kgを実現し、最大で90mmの幅まで開くグリッパーを活用することにより、ロボット開発の可能性を大きく拡張します。 ヴイストン株式会社では本製品の発売を通して、ロボットが活躍できる場をいっそう拡大させると共に、数多くの研究、開発プロジェクトをさらに加速、深化させていくことを支援してまいります。

台車ロボットへの搭載に対応し、単体での使用も可能

AMIR 740は、ヴイストン株式会社製の研究開発用台車ロボットの天板に搭載できるように設計されています。 台車ロボットに内蔵されたバッテリーからAMIR 740に直接給電することが可能で、自律移動や自動運搬などの用途において大きな自由度が得られます。

なお弊社におきましては、研究開発用台車ロボット「メガローバーF120A」への搭載と運用を確認しておりますが、あらゆる姿勢、把持物体において転倒しないことを実現しているものではありません。 運用においては、対象物体の重量や、台車ロボットおよびロボットアームを含めた全体の重心位置を確認していただくと共に、動作時の周囲の安全確保も入念に実施してください。
研究開発用台車ロボット「メガローバーVer.3.0」などの、より小型な筐体への本製品の搭載も可能ですが、その場合には、台車ロボット側の重量とサイズの関係から、ロボット全体がより転倒しやすくなります。

また、AMIR 740を単体のロボットアームとして運用することも可能です。AMIR 740には、専用の直流安定化電源と非常停止スイッチが付属されるため、AC100Vの電源から給電し動作させることが可能です。

アームを搭載することによる可能性の拡大

本製品を弊社製の研究開発用台車ロボットに搭載することで、台車ロボットという機動力にロボットアームという「手先」が付加されることとなります。 台車ロボットには、LiDAR(LRF)やデプスカメラ、またそれらを制御する「ROS PCオプション」などの豊富な機材を同時に搭載可能なので、各種センサーによる計測とPCによる処理、ROSを経由した制御などを統合して活用することができます。 物体を持ち上げて運搬する用途や対象物に触れる用途など、台車ロボット単独では実現が困難であった研究、開発のプロジェクトを推進することを可能とします。
ユーザー側の活用次第では、画像処理や各種センサーによる測距と組み合わせた自律型ピッキングロボットシステムの構築や、搬送用台車とロボットアームとを統合的に運用するモデルなど、高度で複雑な開発プロジェクトを、より実用化に近い形で研究、実装することが期待できます。

90mmまで開くグリッパーを標準搭載

AMIR 740には、90mmの幅まで開くグリッパーが標準搭載されています。台車ロボットの移動性能とロボットアームの姿勢制御を活用し、様々な物体を把持することが可能です(あらゆる物体を把持できるものではありません)。

アームの可搬重量2kg、最大リーチ740mmを実現

本製品においては、アルミニウム製の頑丈な構造とDCモーターの駆動力を活用することにより、アーム単体としての可搬重量2kgを実現しました。 最大リーチは、軸1の回転中心から手先の中心までで740mmを実現しており、最大リーチ時でも2kgの可搬重量を維持します。ロボットアームとして実用的なサイズと耐久性、可搬重量を実現しています。

Arduino IDEでプログラム可能

本製品にはロボット用制御ボード「VS-WRC058」が搭載されており、Arduino IDEを用いて制御プログラムを作成することができます。 サンプルコードはArduinoライブラリーの形で製品に付属し提供されますので、ユーザー自身の手でファームウェアのカスタマイズを実施することも可能です。
※VS-WRC058をArduino IDEを用いてプログラミングする場合、Arduino IDE 1.8.13以上が動作する環境が必要です。

ROSによる制御に対応

AMIR 740は、ROS(ROS1)による制御に対応しています。 ヴイストン株式会社製の「ROS PCオプション」など、ROSが動作するデバイスとWi-FiまたはUSBケーブルで接続することで、ROSから本製品に対して目標位置と移動速度指令値を与えられるほか、本製品からは各軸のエンコーダー値を取得することができます。
本製品には3Dシミュレーターである「Gazebo」用のモデルが標準で付属しており、モーションプランニングフレームワークである「MoveIt」にも対応しています。 制御が複雑になりがちな多関節ロボットアームでありながら、GUI上で容易に操作、シミュレーションを行うことができ、シミュレーター上で検証を繰り返してからプログラムを実機へと反映させることで、合理的で迅速な開発が可能です。
なお、ROSを動作させるデバイスは別途ご用意いただく必要があります。弊社で推奨するデバイスの動作環境は次の通りです。
※本製品に含まれないライブラリーなどのセットアップが追加で必要になる場合があります。

【ROS使用時の推奨動作環境】

OSUbuntu 20.04 (64bit)
ROSROS Noetic
CPUAMD Ryzen™ 5 3550H
RAM16GB
ストレージM.2 SSD 250GB
グラフィックRadeon™ Vega 8 Graphics

※上記条件を満たしていても、相性などにより、正常に動作しない場合があります。
※仮想環境は、タイムラグにより安全な制御が行えない場合があり、推奨しておりません。

無線コントローラVS-C3(別売品)での制御に対応

AMIR 740に付属するサンプルプログラムを書き込むことにより、別売のロボット専用無線コントローラー「VS-C3」を用いての操作が可能です。 VS-C3を用いてAMIR 740の姿勢やグリッパー位置、また、グリッパーの開閉を操作することができ、制御用PCの接続やプログラム作成などを行わずに、AMIR 740の動作確認や単体でのデモ動作などを実施できます。
また、サンプルプログラムはArduinoライブラリーとして公開されているため、ユーザー側でこれを参考とした独自のプログラムを作成することも可能です。VS-C3での操縦を目的とした、オリジナルのプログラムを作成、実装することが可能です。
VS-C3の受信基板である「VS-RCV3」は、AMIR 740の制御基板にそのまま取り付けることができ、固定のためのフレームの追加など、難しい作業は必要ありません。
なお、VS-C3対応のサンプルプログラムは、「Motion Works」対応ファームウェアやROS対応ファームウェアとは異なりますので、これらの機能と同時に使用することはできません。

ロボット用GUIツール「Motion Works」に対応

弊社より提供するファームウェアをAMIR 740に書き込むことにより、ロボット用GUIツール「Motion Works for VS-WRC058」でのモーションプログラムの作成が可能となります。 作成したモーションプログラムは、別売のロボット専用無線コントローラーVS-C3を用いて再生させることも可能で、AMIR 740単体で複雑なモーションを実行することができます。
前述の「VS-C3対応サンプルプログラム」と異なり、AMIR 740の姿勢をVS-C3から直接操作する形ではなく、あらかじめモーションファイルとして構築できる点が大きな特徴です。 Motion WorksはGUIを活用した直感的な画面構成であるほか、AMIR 740本体を手動で操作することでポーズを作成するティーチングを行うこともでき、複雑なロボットのモーションプログラムの作成を容易に実施することができます。
なお、Motion Worksに対応したファームウェアについては、ソースコードの公開予定はありません。

【Motion Works for VS-WRC058 推奨動作環境】

OSMicrosoft® Windows® 10 / 11(32bit / 64bit)
インターフェースUSBポート
ディスプレイXGA(1024×768)以上

構成図(AMIR 740単体時)


寸法図(全体)


寸法図(底面)


寸法図(グリッパー)


可動範囲(手先中心で定義)


Vstone公式YouTubeチャンネル

YouTubeチャンネルにて、弊社製品を題材とした解説動画や活用動画などを配信しております。 毎週配信を目標に取り組んでおりますので、動画をお楽しみ頂けましたらチャンネル登録・高評価をお願いします!!

Vstoneチャンネルはこちら


製品仕様

本体重量約7.1kg
可搬重量2kg
本体材質アルミニウム
自由度6軸(5軸+1グリッパー)
入力電源24V 10A
把持範囲90mm
モーターDCモーター×6
最大速度60deg/s
動作角度等
  • J1(根元ヨー軸):±170度
  • J2(根元ピッチ軸):-135度~0度
  • J3(肘ピッチ軸):0度~+160度
  • J4(手先ピッチ軸):-75度~+120度
  • J5(手先ロール軸):±158度
  • グリッパー:90mm(開)
エンコーダーインクリメンタルエンコーダー
制御基板VS-WRC058
インターフェースUSBシリアル、Wi-Fi(IEEE802.11b/11g/11n)、Bluetooth(Bluetooth Classic、BLE 4.2)
※Bluetoothの機能はソフトウェア的に未実装のため、ユーザーでの開発、実装が必要です。
SDKVS-WRC058用 Arduinoライブラリー、ROSパッケージ
付属品直流安定化電源、固定用クランプ×2、非常停止スイッチ

※本製品は屋内専用です。屋外での使用は想定しておりません。
また、製品の仕様は予告なく変更となる場合があります。

よくあるご質問(FAQ)

製品のCADデータ・その他部品のCADデータは提供してもらえますか?
研究開発用台車ロボットシリーズにつきましては、製品本体、部品等のCADデータは提供しておりません。ご購入後にPDF形式の三面図データは提供可能です。
取扱説明書等はどのように入手できますか?
専用ページよりダウンロードいただけます。専用ページの情報は本体に同梱の案内用紙に記載されております。
屋外での使用はできますか?
研究開発用台車ロボットシリーズは屋内での使用を想定した機器となっております。そのため、防塵性能や防水性能は有しておりません。 また、屋外での使用についてはサポート対象外となります。
制御ソフトウエアのサポートは対応可能ですか?
お客様独自の作業を要する事項についてはサポート対象外となります。
本製品を購入後、追加オプションの付加を行うことは可能でしょうか?
取付作業を弊社で実施する場合は、製品発送の送料及び取り付け費用を別途ご負担いただくことで対応可能です。オプションの内容により取り付け費用は異なりますので、まずはお問い合わせフォームよりご連絡ください。

【交換方法の解説動画はこちら】

天板への追加工やホイールベースの変更等は可能でしょうか?
内容によっては特注としてお受けできます。カスタマイズ事例をご確認の上、お問い合わせフォームよりご相談ください。
Raspberry Pi設定に関するドキュメントはありませんか?
Raspberry Piのセットアップに関する部分につきましてはサポート対象外とさせていただいております。Raspbianを使用される場合は、公式ドキュメントご参照ください。ROSberryPi
実機を見ることはできますか?
ヴイストン株式会社の大阪本社にはデモ機がございますので、法人様に限りデモを行うことは可能です。 ご希望の方は事前にお問い合わせフォームよりご相談ください。
※現状、新型コロナウイルス感染症の影響によりWEB通話対応にて実施しております。

Arduinoは、Arduino AGの登録商標です。
AMD、AMD Ryzen、Radeonは、Advanced Micro Devices, Inc.の登録商標または商標です。
UbuntuはCanonical Ltd.の商標または登録商標です。
Bluetooth®は、Bluetooth SIG, Inc. USAの登録商標または商標です。
ROS、Gazeboは、Open Source Robotics Foundation, Inc.によるオープンソースのプロジェクトです。
Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

その他、記載されている製品名などの固有名詞は、一般に各社の登録商標または商標です。


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この商品は2022年07月01日(Fri)に登録されました。

【領収書発行の有償化および、書類宛名変更機能の実装につきまして】

ヴイストン ロボットショップでは、資源保護の観点からペーパーレス化を推進しており、このたび「紙面としての領収書発行」を有償化させていただくこととなりました。 ご注文に際し、紙の領収書がご必要な場合、また、お品物と異なるご住所への書類別送がご必要な場合などは、こちらの商品ページからご注文ください。

なお、以前よりご利用いただいております、お客様アカウントでの各種PDF書類の発行機能について、利便性を強化するため、発行時のお宛名の変更機能を搭載いたしました。各種PDF書類のご発行時にご活用いただけますと幸いでございます。